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皆既日食

2009年07月20日(月)

7月22日には、国内で日食が見れるようです。

特に、屋久島や奄美大島では太陽全部が隠れる皆既日食となるようです。

日食は、月により太陽の光が遮られることによって起こる現象ですが、昔の人たちは不吉なことと考えていたようです。

例えば、源平の合戦の一つである水島の戦いでは、合戦の最中に皆既日食が発生し、混乱した源義仲(木曽義仲)軍が敗走したことが、「源平盛衰記」に記載されています。

このとき、平氏軍は天皇を擁していたため、「天文博士」により事前に日食が発生することを知らされていたというから驚きです。

ちなみに、「天文博士」は安倍晴明も任じられていた律令制の官職であり、当時の天文学のプロです。

ところで、私はこの日食に関して神秘的に感じることがあります。

それは、地球から見た太陽の大きさと月の大きさがほぼ同じということです。

以前は、太陽・地球・月の重力の関係でつりあっているのかと思っていましたが、科学雑誌によりそれが間違いであることを知りました。

天文学的には、太陽・月の見た目の大きさがほぼ同じなのは単なる偶然に過ぎないそうです。

まったく不思議です。

なんとなく神の存在を信じる人の気持ちも解るような気がします。

時代は変わっても、新しい研究により発見された知識により、人間の常識は進歩します。

つまり、常識は科学技術の進歩により変化するものなのです。

私たちは、無意識のうちに常識に縛られて生きています。

しかし、常識と考えている知識の中にも、正しくないものが意外に多く含まれているのかもしれません。

信和綜合会計事務所(大阪の税理士法人)

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