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喉もと過ぎれば熱さ忘れる

2009年07月13日(月)

街角でマスクをしている人は全くいなくなりました。

世間は5月の新型インフルエンザによる混乱を忘れてしまったかのようです。

しかし、「喉もと過ぎれば熱さ忘れる」でよいのでしょうか?

数日前に、他のインフルエンザウイルスと同様に、タミフルの効かないタミフル耐性ウイルスの発生が報告されています。

さらに、弱毒性のウイルスが強毒性に変異することも時間の問題と言われています。

そうなると、「5月のから騒ぎ」程度では済みません。

現在、季節が冬である南半球では感染者数が大幅に増加しています。

夏より冬のほうが湿度が下がるため、ウイルスが空気中に浮遊しやすいためだそうです。

ということは、日本でも、空気の乾燥する秋以降に大流行が発生する可能性があるのです。

新型インフルエンザの大流行が発生した場合、多くの産業に大きなダメージを与えることになります。

特に、飲食業などの事業については、「人ごみを避けたい」という心理から、深刻な影響を受けることが予想されます。

そのような状況の下で営業を継続する場合、どのような対策が必要となるかを事前に検討・準備しておく必要があります。

・スタッフの体調管理、検温

・消毒用アルコールの備置

・スタッフのマスクの着用の可否

・空気清浄器、加湿器の設置

この他にもあるかと思いますが、このような対策を実行するだけではなく、それを客様にアピールすることも重要です。

特に、「加湿器」については、飲食業に限らず、秋以降かなり注目されると思います。

いずれにしても、私たちは「できること」しかできないのです。

しかし、「できること」をすべて準備しているでしょうか?

それ以前に、「できること」をすべて把握できているでしょうか?

それが、今「できること」なのです。

信和綜合会計事務所(大阪の税理士法人)

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