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ペイオフ

2010年09月13日(月)

日本振興銀行の預金者にペイオフが発動されることになったようです。

ペイオフとは、金融機関が破綻した場合に、預金元本1000万円(およびその利息)を超える部分について、返還されない部分が発生するということです。

これまでは、金融機関が破綻した場合、地域経済や金融システムへの影響を考慮して、破綻銀行の一時国有化や公的資金の投入により、ペイオフが発動されることはありませんでした。

しかし、日本振興銀行は規模も小さく、連鎖的に金融不安が発生する可能性が低いことから、ペイオフが発動されることになったようです。

巷では、国民への注意喚起のための「予行演習」では?との噂もありますが。。。

ところで、ペイオフは2005年4月から全面解禁されていますが、すべての預金がその対象になっているわけではありません。

全額保護される預金もあるのです。

例えば、一般的に利息のつかない当座預金や別段預金は全額保護されます。

また、普通預金の中でも、利息のつかない普通預金(決済用預金と呼ばれています)はペイオフの対象外となっています。

これを機会に、ペイオフが心配な方は決済用預金への振替を検討されてはいかがでしょうか?

信和綜合会計事務所(大阪市中央区の税理士法人)

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