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上海探訪Ⅱ

2007年04月23日(月)

4月19日から21日の3日間、上海に行ってきました。

前回は、昨年の7月でしたので9ヶ月振りの訪問です。

今回は、クラスターメンバーの前川健さんと同行しました。

<4月19日>

①出発

今回もマイルを貯めたいので、全日空にしました。

関空10:00発の便で、現地ホテルには現地時間の13:00着。

時差は1時間(日本より1時間遅い)。

②人民元

ホテルにて両替。1元=約15.7円

③HSBC訪問

HSBC(香港上海銀行)に用事があったので、ホテルから直行。

てっきりHSBCの自社ビルかと思っていましたが、森ビルのものでした。

浦東地区は、現在も超高層ビルの建設ラッシュが続いており、森ビルも上海で2棟目のビルを建設中でした。

2008年に竣工予定で、世界で最も背の高いビルになるそうです。

④望月諮詢(上海)有限公司訪問

代表の望月一央さんとは、公認会計士の受験学校時代からの友人で、20年近いお付き合いをしています。

彼は、大学時代に、中国から留学に来られていた奥様と結婚され、1994年から上海で生活しています。

日本におられる頃に、奥様の作った水餃子を頂き、非常に美味しかったのを覚えています。

その後、コンサルティング会社の役員などを経て、2004年に望月諮詢(上海)有限公司を設立され、主に日系企業の現地法人に対し、税務・会計・コンサルティングサービスを提供されています。

現在は、上海の浦東地区の超高層ビルに300平米の事務所を置き、17名のメンバーで会社を運営されています。

このうち、日本人5名(公認会計士2名、弁護士1名含む)。

短い期間に、大きな規模になりました。

私も頑張ろう。

彼に会うといつも刺激を受けます。

http://www.mochizuki.com.cn/

今回は、パートナーの公認会計士である川嶋広行さんにも、貴重なお話をうかがうことができました。ありがとうございました。

<4月20日>

①蘇州日帰りツアー

「オプショナルツアー」なるものに参加しました。

ツアーでなく電車で行きたい気もしましたが、帰って来れなくなるのが怖くて断念。

②虎丘・留園・寒山寺

全般的に水の風景が美しく、日本人向けです。

私個人は歴史好きですので、虎丘が特に気に入りました。

紀元前の春秋時代の呉王夫差にまつわる遺跡だそうです。

日本では臥薪嘗胆(がしんしょうたん)のことわざで知られていますが、夫差は「臥薪」をしたといわれている人です。

(ちなみに「嘗胆」をしたのは越王勾践といわれています。)

また、虎丘には約15度も傾いた塔があり、ピサの斜塔より傾いているそうです。

見た感じでは、今にも倒れそうでした。

③タクシー

初乗りは11元。前回と変わらず。

しかし、夕方以降は全くタクシーが捕まりません。

上海では年々、タクシーを捕まえるのが難しくなっているようです。

④地下鉄

最低料金3元。前回は2元でした。

時間帯によってはタクシーに乗れず、地下鉄に乗らざるを得ない場合がありますが、基本的には乗りたくないです。

なぜかといいますと、

地下鉄のドアが開いた瞬間、乗る人はすぐ乗り込もうとし、降りる人はすぐ降りようとするものですから、収拾がつかないのです。

まるで「合戦」です。

<4月21日>

①上海博物館

何度行っても素晴らしい。

特に、殷代(紀元前2000年前後)の青銅器は見事です。

現地では「殷」のことを「商」と呼んでいるようです。

②豫園近辺での買い物

ゲームソフトや映画DVDの違法コピー商品、偽ブランド商品などが溢れていました。

Windows Vistaの偽造品も店頭に並んでいたのには驚きました。

行政当局が知的所有権を軽んじているのは、依然として変わっていないようです。

③到着

上海18:20発の便で関空には21:30に到着しました。

今回は、初日の朝出発して最終日の夜帰ってくるように手配しましたので、現地での滞在時間が長く、満足できました。

なんとか時間が取れれば、年内にもう一度行きたいです。

大阪市中央区の信和綜合会計事務所

http://www.shinwa-ac.net/

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